「矯正治療を受けたいけれど、装置が目立つのは嫌だ」という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
神戸・三宮エリアでは、透明で目立ちにくい矯正装置を使った治療が注目を集めています。マウスピース矯正やセラミックブラケットなど、見た目を気にせず歯並びを整える選択肢が増えているのです。
この記事では、三宮で受けられる目立たない矯正治療の種類と特徴について、日本矯正歯科学会認定医の視点から詳しく解説します。それぞれの装置のメリット・デメリット、費用相場、治療期間まで網羅的にお伝えしますので、ご自身に最適な矯正方法を見つける参考にしていただければ幸いです。

三宮で選べる目立たない矯正装置の種類
神戸・三宮エリアの矯正歯科では、患者様のライフスタイルやご希望に合わせて、さまざまな「目立たない矯正装置」を選択できます。
主な装置として「マウスピース型矯正装置」「セラミックブラケット矯正」「舌側矯正(リンガルブラケット)」の3つが挙げられます。それぞれに特徴があり、適応症例や費用も異なるため、ご自身の状況に合った装置を選ぶことが大切です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴
マウスピース型矯正装置は、透明なプラスチック製のマウスピースを定期的に交換しながら歯を動かしていく治療方法です。
世界的に高い実績を持つ「インビザライン」は、三宮エリアの多くの矯正歯科で採用されています。薄く透明な素材のため、装着していてもほとんど気づかれることがありません。食事や歯磨きの際には取り外せるので、普段通りの生活を送りながら矯正治療を進められる点が大きな魅力です。
1日20~22時間の装着が必要ですが、自己管理ができる方であれば、見た目を気にせず快適に治療を受けられます。iTeroという3Dスキャナーを使用することで、型取りの材料を使わずに精密な診断が可能となり、治療後のイメージをコンピュータ上でシミュレーションできる点も安心材料です。
セラミックブラケット矯正の特徴
セラミックブラケット矯正は、歯の表側に装着するブラケット(矯正装置)に白色や透明の素材を使用する方法です。
従来の金属製ブラケットと比較すると、歯の色に近い色調のため目立ちにくく、審美性に優れています。ブラケット矯正は歴史が長く、さまざまな症例に対応できる実績があるため、重度の不正咬合にも柔軟に対応できる点がメリットです。
固定式のため患者様自身での取り外しはできませんが、確実に歯を動かせるという安心感があります。マウスピース矯正では対応が難しい複雑な症例でも、セラミックブラケットであれば治療可能な場合が多いのです。
舌側矯正(リンガルブラケット)の特徴
舌側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する方法で、正面からは装置がまったく見えません。
「見えない矯正」とも呼ばれ、人前で話す機会が多い方や、仕事柄装置を見せたくない方に適しています。ただし、装置が舌に触れるため、慣れるまでは発音しづらさや違和感を感じることがあります。また、表側矯正と比較すると費用が高額になる傾向があり、高度な技術が必要なため対応している歯科医院は限られています。
マウスピース矯正のメリットとデメリット
マウスピース矯正は、透明で目立たないという点で多くの方に選ばれていますが、それ以外にもさまざまなメリットがあります。
一方で、すべての症例に対応できるわけではなく、患者様の協力が不可欠という側面もあります。ここでは、マウスピース矯正の利点と注意点について詳しく解説します。
マウスピース矯正の主なメリット
マウスピース矯正の最大のメリットは、やはり「目立ちにくさ」です。透明な装置は装着していてもほとんど気づかれないため、接客業や営業職の方でも安心して治療を受けられます。
取り外しができる点も大きな利点です。食事の際に装置を外せるので、食べ物が装置に挟まる心配がなく、普段通りの食事を楽しめます。歯磨きの際も装置を外してこれまで通りにケアできるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。
また、ワイヤー矯正と比較すると痛みや違和感が少ない傾向があります。マウスピースは薄く歯列にぴったりとはまっているため、舌や粘膜を傷つける心配がほとんどありません。金属アレルギーの方でも安心して使用できる点も見逃せないメリットです。
マウスピース矯正の注意点とデメリット
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必須です。装着時間が短いと想定通りに歯が動かず、治療期間が延びる可能性があります。自己管理が重要となるため、装着を忘れがちな方には向いていない場合があります。
また、すべての症例に対応できるわけではありません。重度の不正咬合や複雑な歯の動きが必要な場合は、ワイヤー矯正の方が適していることもあります。ただし、インビザラインは過去の膨大な症例データに基づいた改良が進められており、以前よりも適応範囲が広がっています。
マウスピースの紛失や破損のリスクもあります。取り外しができる分、管理には注意が必要です。装着中は水以外の飲食物を口にできないため、飲食のたびに取り外す手間がかかる点も考慮しておくべきでしょう。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の比較
矯正治療を検討する際、「ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらを選ぶべきか」という疑問を持つ方は多いでしょう。
どちらにもそれぞれの良さがあり、患者様の歯並びの状態やライフスタイルに応じて選択することが大切です。ここでは、両者の違いを詳しく比較します。
見た目と審美性の違い
ワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを使用するため、装置が目立ちやすいという特徴があります。ただし、白色や透明のセラミックブラケットを選択することで、ある程度目立ちにくくすることは可能です。
一方、マウスピース矯正は薄く透明なプラスチック製のため、ほとんど目立ちません。人前で話すことが多い方や、見た目を重視する方には、マウスピース矯正の方が適しています。
治療期間と効果の違い
ワイヤー矯正は、固定式のため確実に歯を動かすことができ、症例によってはマウスピース矯正よりも短期間で治療を終えられる場合があります。平均的な治療期間は1~2年半程度です。
マウスピース矯正の治療期間は一般的に6ヶ月~3年ほどですが、PBMヒーリングライトという装置を併用することで、治療期間を最大約半分に短縮できる可能性があります。この装置は近赤外線の光で細胞を刺激し、骨や歯茎の再生と歯の動きを加速させる効果があります。
日常生活への影響の違い
ワイヤー矯正は固定式のため、食事の際に食べ物が装置に挟まったり、歯磨きがしづらくなったりすることがあります。また、金属の装置が舌や粘膜に触れることで、痛みや違和感を生じやすい傾向があります。
マウスピース矯正は、食事や歯磨きの際に取り外せるため、これらのストレスがありません。普段通りの食事を楽しみ、これまでと同じように歯磨きができるため、口腔内の清潔を保ちやすいのです。
通院頻度と診療時間の違い
ワイヤー矯正の場合、調整のために1ヶ月に1回程度の通院が必要で、院内での診療時間は60分前後かかることが一般的です。
マウスピース矯正では、通院頻度は1~3ヶ月に1回程度で、診療時間も20~30分程度と短めです。さらに、デンタルモニタリングという遠隔診療補助ツールを活用することで、通院回数をさらに減らすことも可能になっています。
三宮の矯正歯科で重視すべき選び方のポイント
三宮エリアには多くの矯正歯科がありますが、どのクリニックを選ぶかによって治療結果や満足度は大きく変わります。
適切な矯正歯科を選ぶためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。ここでは、安心して治療を受けるための医院選びの基準をお伝えします。
日本矯正歯科学会認定医の資格を持つ医師がいるか
矯正治療は専門的な知識と技術が求められる分野です。日本矯正歯科学会は、矯正についての専門的な知識と技術を持った歯科医師の育成のため、認定医・専門医制度を設けています。
この資格を取得するためには、学会での発表や現場での実績が求められますが、日本の歯科医師のうち、日本矯正歯科学会認定医は3%にも届きません。認定医の資格を持つ医師がいるクリニックであれば、学会が認める専門的な知識と技術を身につけていると判断できます。
精密検査機器が充実しているか
適切な矯正治療を行うためには、精密な検査と診断が不可欠です。頭部X線規格写真(セファログラム)や歯科用CTなどの設備があるかどうかを確認しましょう。
特に、口腔内3Dスキャナー(iTero)を導入しているクリニックでは、従来の型取りの材料を使わずに精密な診断が可能です。3D技術を用いた詳細なシミュレーションにより、治療終了後の歯の配置をあらかじめ確認でき、安心して治療に取り組めます。
治療方法の選択肢が豊富か
患者様の歯並びの状態やライフスタイルは一人ひとり異なります。マウスピース矯正だけでなく、ブラケット矯正や舌側矯正など、複数の治療方法に対応しているクリニックであれば、ご自身に最適な治療法を提案してもらえる可能性が高まります。
特に、他の歯科医院で「治療が難しい」と言われた方でも、経験豊富な矯正専門医であれば対応できる場合があります。大学病院の矯正科での勤務経験がある医師は、複雑な症例にも対応できる高い専門性と幅広い対応力を持っていることが多いのです。
無料相談や丁寧なカウンセリングを実施しているか
矯正治療は長期間にわたる治療であり、費用も高額になります。治療を始める前に、不安や疑問をしっかりと解消しておくことが大切です。
無料矯正相談を実施しているクリニックであれば、気軽に相談できます。また、患者様の「不安」に寄り添った診療を心がけているクリニックでは、些細な質問にも丁寧に答えてくれるはずです。治療計画や費用について、納得いくまで説明を受けられるかどうかも重要なポイントです。
通院しやすい立地と診療時間か
矯正治療は数ヶ月から数年にわたる長期的な治療です。通院しやすい立地にあるかどうかも、クリニック選びの重要な要素となります。
三宮駅前など、アクセスの良い場所にあるクリニックであれば、仕事帰りや休日に通いやすいでしょう。また、土曜日や日曜日も診療しているクリニックであれば、平日忙しい方でも無理なく通院できます。

三宮エリアの矯正治療費用の相場と支払い方法
矯正治療は自由診療のため、クリニックによって費用が異なります。三宮エリアでの矯正治療費用の相場を知っておくことで、適正な価格かどうかを判断する材料になります。
大人の矯正治療の費用相場
三宮エリアでの大人の矯正治療費用は、治療方法によって大きく異なります。
ワイヤー矯正(セラミックブラケット使用)の場合、660,000円~程度が相場です。マウスピース矯正(インビザライン)では、軽度の症例に対応するライトプランが440,000円~、より複雑な症例に対応するロングサポートプランが660,000円~となっています。
舌側矯正やワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせたコンビネーション矯正の場合は、1,000,000円~と高額になる傾向があります。これらの費用には、検査料や調整料が含まれる場合と別途かかる場合があるため、総額でどれくらいになるのか事前に確認することが大切です。
子どもの矯正治療の費用相場
お子様の矯正治療は、永久歯が生え揃う前に行う第Ⅰ期治療と、永久歯が生え揃った後の第Ⅱ期治療に分かれます。
第Ⅰ期治療(5~12歳頃)の費用は、220,000~550,000円程度が相場です。この時期の治療は、あごの骨の形を整え、将来永久歯がきれいに生えてくるように土台を整えることを目的としています。
お子様向けのマウスピース矯正(インビザラインファースト)の場合は、550,000円程度となっています。第Ⅰ期治療を行うことで、第Ⅱ期治療をよりスムーズに行える可能性が高まります。
支払い方法と医療費控除について
多くのクリニックでは、クレジットカード払いに対応しています。また、医療ローンを用意しているクリニックもあるため、一括払いが難しい場合でも分割払いで治療を受けることが可能です。
矯正治療費は医療費控除の対象となる場合があります。特に、お子様の矯正治療や、咬み合わせの改善を目的とした成人の矯正治療は、医療費控除を受けられる可能性が高いため、確定申告の際に申請することをおすすめします。
まとめ|三宮で理想の歯並びを手に入れるために
三宮エリアでは、マウスピース矯正、セラミックブラケット矯正、舌側矯正など、さまざまな「目立たない矯正治療」を選択できます。
それぞれの装置には特徴があり、適応症例や費用も異なるため、ご自身の歯並びの状態やライフスタイルに合った治療方法を選ぶことが大切です。マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、取り外しができるため日常生活への影響が少ない一方、1日20時間以上の装着が必要で自己管理が重要となります。
矯正歯科を選ぶ際は、日本矯正歯科学会認定医の資格を持つ医師がいるか、精密検査機器が充実しているか、治療方法の選択肢が豊富か、無料相談や丁寧なカウンセリングを実施しているかなどのポイントを確認しましょう。
整った歯並びは、見た目の美しさだけでなく、ご自身の歯を一生涯使い続けるために不可欠なものです。10年後、20年後を見据えた矯正治療を受けることで、これからの人生をより充実させることができるでしょう。
三宮で目立たない矯正治療をお考えの方は、まずは無料相談を利用して、ご自身に最適な治療方法を専門医と一緒に見つけてみてはいかがでしょうか。詳細はこちら:三宮Lulu矯正歯科

著者情報
三宮Lulu矯正歯科 院長 竹内 優斗
[経歴]
日本矯正歯科学会 認定医
近畿東海矯正歯科学会
インビザライン プラチナプロバイダー
兵庫県歯科医師会
神戸市歯科医師会
神戸市西区歯科医師会
